昆虫病原糸状菌
なにやら頭良さそうなタイトル。拾ってきました。いよいよ本題に入ってみます。本日のお題は、まぜるな危険。
去年5月にキャッチした18mmコクワガタ♂。記憶では9月下旬からソワソワしだして、あーこりゃもう近いな、って気にしてたら10月に入ってすぐに異変が。マネキンチャレンジみたいに、ケースの壁際でマットに潜ろうとしたまま動かない。硬直確認後、念のために同ケース内ヒノキ材の上で放置。日に日にご覧のような状態に。
クワカビ発生、いわゆる白きょう病菌かなと。キノコが生えれば冬虫夏草。致死率100%。なるほど、このまま培養するわけにもいかず、即エタノール漬けに。菌糸は残った。怖。
発生場所がリビングで、対策の打ちようがない。と、ここで問題発生。カビクワに使用していたケースのヒノキマットがまだイケてたので、感染に気付く前にヒラタ♂のケースに混ぜてしまってた。菌糸が表面に出てくるまで分からなかった。40日程度で死に至らしめるとの事。またやっちゃいました。即ケースリセットして今更ヒラッチにエタノール噴射。今日まで特に異常なし。ただひとつ、カビクワを埋葬したのが12月上旬。もしも菌がまだ生きてて、保管してた期間に胞子を拡散し続けてたとしたら。焦。
スタジオでも過去にカビが生えたヤツがいたとの事。同居してた他の個体は無事。ググるとケース内感染報告も。謎。
又の名をボーべリア菌。カミキリムシ等の駆除にも使用されているという。所詮はド素人の悪足掻き、頭で分かったつもりでも曖昧過ぎてスッキリしない。因みに他の亡骸と一緒に保管してもカビは移らず、全頭埋葬済み。そんなこんなで潔癖飼育に拍車がかかって、例のエタノール事件にまで発展してしまったと。カビクワ埋葬から40日経過、不安な日々を過ごさない為にも。まぜるな危険でした。
合掌。